好奇と羨望の眼差し

思いつくままにだらだらと。音楽レビューとか色々好き放題に。

人をわざと不愉快にさせてモノを売るCMは本当やめて欲しい。

僕の職業はというと某広告会社の社内デザイナー、雑誌の広告とかwebの広告とか、チラシの広告とか、デジタルサイネージとか作っています。そんな中、あるフード系の会社のバナーを制作する打ち合わせにて、web解析担当の方が言っていた言葉、

 

「バナーのボタンって変にギラギラさせて、悪目立ちだせて押させるやり方がありますよ」

 

とのこと。webマーケティング上のテクニックだろうが、作り手の立場としてはあんまりやりたくない手法なんですよね。せっかくの企業からの依頼発注なんだから、良い印象で消費者にアピールしたい。ではありますが、結果・数字を上げることが営業なんだから、とにかくコンバージョンを・・というのは仕方ない、背に腹は代えられない。

 

そこでハッとさせられたというか頭に浮かんだのは2つのCM。1つはラジオで10分に1回は流れる過払い金請求のCM、ネーチャンの暗い声で「24時間営業中」というやつだ。妙に明るい口調で「24時間営業中〜」って喋るバージョンもある。よく知らないが過払い金請求ビジネスで弁護士・司法書士が儲かるのは、今後厳しくなるとか、それでもやたらと連発してCM放送されている。ヘビロから多くの有名アーティストを輩出した大阪の某FM曲だ。昔から選曲とか好きで聴いてきたが、最近はこのCM連発で本当にうんざりしている。とにかく女性が連呼するフリーダイヤルの語呂連呼が胡散臭くて不気味なんですよね、あのCM。とにかく耳障り。

 

2つ目はCS放送でのCMで、お通じが良くなるとされるお茶のCM。爺さん婆さんがテレビ画面いっぱいに「スッキリドッサリ」とか「ドッサリ出るもんでびっくらこいた」とかコメントするやつだ。これも四六時中やるもんだから、飯時にも当然「出た、もうスッキリ、ドッサリ」とかテレビの中で遠慮無く抜かしてくるんですよね。とにかく汚くて不愉快・・。

 

結局自分もブログに書いたりしているから、戦略に乗ってしまっているんだが、これわざと人を不愉快にさせているんですよね。間違いない。良くても悪くても良いから、とにかく印象づける。誰かにこの不愉快さを説明するために「あの10 20 30ってやつうざいよね」とか「ドッサリとか汚いねん」とか覚えてしまっている時点で、もう自分はハメられている。まぁ汚いやり方だろうが印象付けられているのだから広告戦略として成功してるのだろうが、音楽でリラックスしようとか、思っているラジオなのに、本当公共電波で人を不愉快にするフレーズを垂れ流させるなと・・。とにかく好き好んで聴いたいたラジオ局ですが、最近はこの局は聴くの避けています。リスナーを減らすCMとかいかがなものか・・と思いますが、金払いだけでは無く、リスナー離れを防ぐためにもうちょっとラジオ局はCMの審査をもっと強化してほしいですな・・。

 

2つ目の方もCM内容を早く変えて欲しい。正直う○こ出たらカレンダーにチェックをいれる婆さんのコメントとか流すなよと・・・。どうせ流すならガンガンガン速くらい、おもろいアホCMが増えて欲しいと切に願います(笑)